かぎ針編みをはじめたい!という初心者さんのために、必要な知識と手順を網羅した総まとめ。
道具・材料の選び方から、基本の編み方、作品の完成、最後の仕上げまで、この1ページを読めば〝すぐにかぎ針編みがはじめられる〟実践的ガイドです。
この記事で学べる「5つのステップ」
- 初心者さんに最適な道具・毛糸選び
- 手元の動きがよくわかる編み方解説動画
- 編み図記号や編み図の見方の基礎知識
- おすすめの作品を編んでみましょう
- 困ったときのQ&A
など、初心者さんが〝これだけ知っておけば安心〟な、一連の流れを把握できる情報を1ページに凝縮しました。
また、動画と連動してステップアップできる「かぎ針編み初心者コース」もご用意しています。
自宅にいながら独学でマスターしたい方も、ぜひこのガイドを教科書にして、一緒に編み物ライフを楽しみましょう!
この記事は完全保存版です。
いつでも見返せるようブックマークして、ゆっくり読んでくださいね。
作品作りで迷ったらその都度リンクから各項目へ飛んでください。

Contents
初心者さんに最適な道具・毛糸選び
準備として揃えるべき、かぎ針編みに特有の道具は、「かぎ針」と「とじ針」です。
あとは、「ハサミ」や「メジャー」など、日常的な文房具があれば編みはじめることができます。
かぎ針
結論先取り:おすすめのかぎ針
- オーソドックスな金属製がおすすめ
- かぎ針の「グリップ付き」or「グリップなし」は、お好みで
- 針を持ったときに「正面」がわかるか、が大事
- 持ちやすい位置にグリップがあるか、が大事
- 最初の1本を選ぶなら、並太用に「7号かぎ針」がおすすめ
かぎ針編みならではの道具であり、絶対に必要なものといえば「かぎ針」です。
「かぎ針」選びは、とても重要です。
使いやすい道具で編んでいればもっと楽しめたかもしれないのに、使いにくい道具だったばっかりに「かぎ針編みって、編みにくい・・・」となったらもったいないですよね!
ここでは、使いやすい「かぎ針」選びのポイントもお伝えします。
かぎ針の種類
かぎ針には、金属製、竹製、プラスチック製などがあります。
金属製のかぎ針が入手しやすいのでおすすめです。
金属製のかぎ針には、全体が金属製のものと、握るところ(グリップ)が別素材になっているものがあります。
さらに、針の片側だけがフックになっている片かぎ針と、両端がフックになっている両かぎ針があります。
グリップなしのかぎ針は、フックから少し離れたところが平たくなっていて、そこを親指で押さえて持つようになっています。
グリップ付きのかぎ針は、グリップに親指を添えます。

私が使っているのは、グリップのない金属製の両かぎ針。
グリップ付きのかぎ針も人気が高く、使っている方が多いです。
これまで、興味のおもむくまま、日本や海外のいろいろなタイプのかぎ針を手に取ってきました。
かぎ針によって使いやすさが違ったので、もう少し掘り下げてみたいと思います。
ここでは、日本で主流の「ペン持ち」と呼ばれる持ち方(私もこれです)を前提にお話しますね。

まずは、「かぎ針の形状」で大事だと思うポイント。
- 針を持ったときに「正面」がわかること
- 持ちやすい位置にグリップがあること
持つ位置が決まっているかぎ針のほうが多いですが、中には、1周どこでも持てるタイプもあります。
そのようなかぎ針は、つるっとした円柱で、触れてわかる「へこみ」や「掘り」がないため、持ってもフックの「正面」がどこかわからないのです。
編んでいるうちに回ってしまい、フックが思わぬ方を向いてしまうことも。
そのような理由から、持ったときに「正面」がわかるかぎ針のほうが使いやすいです。
次に、持ちやすい位置にグリップがあるかどうかという点。
日本のかぎ針であれば、それほど大きな差はなさそうですが、海外のかぎ針の中には、グリップが針先からけっこう離れているものも。


私は手が小さく、グリップが針先から離れていると力を入れにくかったため、針先から近いほうが合っていました。
鉛筆を持つようにかぎ針を持って、違和感がなければOKです。
かぎ針の号数
どのかぎ針にするかが決まったら、次に選ぶのは「号数」。
かぎ針の号数は、通常、使う毛糸の太さにあわせて選びます。
初心者さんは、やや太めの糸が編みやすいので(後述)、「並太」や「極太」くらいの毛糸を想定すると、針は「7号かぎ針」「8号かぎ針」あたりがおすすめ。
どちらか選ぶなら、並太用に「7号かぎ針」が一押しです。
並太毛糸は非常にポピュラーで種類も多いため、7号かぎ針はあとあとも使用頻度の高い号数です。

余談
私が愛用しているのは、クロバーさんの両かぎ針です。
手にぴったりなのか、今まで一つの不満もなく、これ以上使いやすいかぎ針に出会ったことがありません。
3/0・5/0号、4/0・6/0号、7/0・8/0号を持っており、この3本でほとんどの作品を編んでいます。
金属だけというミニマルな見た目も魅力的。
さらに両かぎ針というコンパクトさで、何かと便利です。
一方、グリップ付きのかぎ針はかわいいものが多く、存在感があって目にも楽しいですね。
硬めの糸を編むときなどは特に、グリップ付きは手が疲れにくくて頼りになります。
グリップ付きかぎ針は、素敵なセットもいろいろあるので、一度に揃えたい場合は、セットもおすすめ。
ケース付きは、収納に悩まないのも魅力的です。
お好みに合わせて、編み物が楽しくなりそうなかぎ針を見つけてください!
とじ針
結論先取り:おすすめのとじ針
- セットなら、太糸用と細糸用のとじ針が入ったものがおすすめ
- まずはまっすぐな形のとじ針を用意
かぎ針とは打って変わって、とじ針は、あまり気をつかわなくていい道具。
はじめは、並太~極太くらいの太めの糸が通る、やや大きめサイズのとじ針を用意しておきましょう。
2~3本セットで販売されていることが多いので、太糸用と細糸用のとじ針が両方入ったセットを購入するのもおすすめです。
「毛糸とじ針」のような名称で販売されています。
金属製とプラスチック製があり、プラスチック製は大きめサイズが多く、金属製のとじ針のほうが、大小の針がバランスよくセットになって売られている印象。
また、とじ針の中には、先が曲がっているタイプもあります。
これは毛糸刺繍に使ったり、ファンシーヤーンなど毛足の長い糸のときなどに便利なようですが、まずは、まっすぐなとじ針があればよいかと思います。
細糸を使う機会が増えてきたら、細糸用のとじ針があったほうが作業がしやすいです。
また、細糸用のとじ針は、余った糸端を使ってボタン付けをしたり、ブローチピンを縫い付けたりするときにも使えたりするので、あると便利ですよ。
はさみ・メジャー・マーカーなど
結論先取り:補足的な道具
- はさみは手持ちのものでOK
- 初心者さんは、メジャーが必要になる頻度は少なめ
- ステッチマーカーはあると便利
はさみは、携帯性を考えなければ、お手元にあるものでOKです!
飛行機に持ち込みたいときなどは、「ヤーンカッター」という糸切りツールや爪切り、デンタルフロスの糸切りなどで代用できます。
メジャーや定規は、ゲージをとって編むウェアなどの大物作品や、サイズが厳密な作品を編むときには用意したい道具。
初心者さんが編みやすい小さめの作品では、あまり出番がないかもしれません。
そして、編み物道具の「ステッチマーカー」という小さな目印ツール。
あると便利ですが、絶対必要とまではいきません。
ステッチマーカーには、丸いリング状のものや、安全ピンのようにつけはずしするものなど、形の種類がいくつかあります。
プラスチック製で、目立つ色が多いです。
切れ目のない、完全な輪になっているタイプのステッチマーカーは棒針用なので、かぎ針編みには使えません(要注意!)。
かぎ針編みでも使えるのは、次のようなマーカー。
ステッチマーカーの使い方は、
・「ここで目印としてマーカーをつけます」といった、作品の編み方指示に従って使う
・見失いそうな編み目を埋もれさせないために、自主的に使う
・目数が多いときに、カウントの目印としてつける
など。
あると便利なステッチマーカーですが、役割は「目印」。
糸を短く切って、印としてつけておくだけでも、同様の役割は果たせます(編み物歴の長い母は、ずっとこの方法)。
私は、それほど使わないのに、十分すぎるくらい持っています・笑。
初心者さんにも、こんなツールがあるんだなと、知っていただければ幸いです。

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毛糸
結論先取り:おすすめの毛糸
- 「並太」~「極太」くらいの太さの毛糸
- 明るい色の毛糸
- 起毛のないストレートヤーン
- ウールやコットンなど、糸割れしにくい素材の毛糸
どんな毛糸で編むかは、編みやすさに直結するので、毛糸選びも大切なステップ。
ここでは、初心者さんにも編みやすい毛糸のポイントをお伝えします。
まずは、毛糸の太さ。
おすすめは、ちょっと太めの毛糸です。
毛糸の太さは、細いものから順に、
「超極細」→「極細」→「合細」→「中細」→「合太」→「並太」→「極太」→「超極太」
と分類されます。
この中の「並太」「極太」くらいが、初心者さんにも編みやすい太さ。
特に「並太」は、毛糸の種類も多く、手に入りやすいのでおすすめです。

2つ目に、毛糸の色。
初心者さんは、編み目が見やすいことが助けになるので、ぜひ明るい色の毛糸で編んでみてください。
目数を数えたりするときも、明るい色の毛糸のほうがストレスが少ないです。
濃いめカラーを選びたい場合は、できればネイビーやブラウン、チャコールグレーなどにとどめて、黒は避けたほうが無難。
どうしても黒!というときは、明るい時間帯に、明るい場所でトライしてみてください。
3つ目は、毛糸の形状。
手芸店などでもっともよく見かける毛糸は、起毛のないストレートヤーン。これがおすすめです。
下の画像でいうと、右の2つのような毛糸です。

それに対し、起毛がある毛糸とは、モヘア糸のようなふわふわした毛羽立ちのある糸(画像左の2つ)。
とてもかわいいのですが、このふわふわが絡んで、ほどくのが大変。
こちらは、少し編み物に慣れてからがよいかと思います。
また、ストレートヤーンではない毛糸というのは、糸が途中で太くなったり細くなったりする「スラブ糸」のような毛糸のこと。
自分の編み目が均一じゃないのか、毛糸が変化しているのかわかりにくいため、はじめは太さが均等なストレートヤーンが扱いやすいです。

4つ目は、素材。
素材については、さほど神経質になる必要はありませんが、糸割れしにくい糸がおすすめです。
麻は繊維が硬くて撚りがかかりにくいため、中には糸割れしやすい糸もあります。
ウールは撚りがほどけにくく、コットンも撚りがしっかりとしているものが多いので、糸割れしにくくて編みやすいです。
私は初心者時代、雑貨を編むことが多かったので、コットン糸をよく使っていました。

上の写真の、左2つは撚りが甘めで、右2つは撚りが強め。
それぞれに良さがあるのですが、初心者さんには、右のような糸のほうがおすすめです。
撚りがしっかりしている毛糸は、むっちりとしていて立体感があり、撚りが甘めな糸は、ストンとしていて平たい感じの見た目です。
このような糸選びのポイントを参考に、はじめは編みやすそうな糸を探してみてください!
【こちらの記事にも詳しく書いています】
手元の動きがよくわかる編み方解説動画
かぎ針編みをするための準備が整ったら、次は実際の手の動きを見てみましょう!
ここでは、かぎ針編みの基本的な編み方についてご説明します。
かぎ針編みに必ずといっていいほど登場する、「くさり編み」「引き抜き編み」「こま編み」「中長編み」「長編み」。
この5つの編み方に「糸処理のしかた」を加えた、6つの項目について解説していきます。
【その前に、こちらの記事もぜひご覧ください】
くさり編み
編みはじめの「作り目」にも使われるくさり編み。
かぎ針編みの作品づくりには不可欠な技法です。
くさり編みは、かぎ針編みの練習にもぴったり。
毛糸とかぎ針を持って編む、という基本の構えの練習に、ぜひ長いくさりを編んでみてください。
「くさり編み」写真つき解説
![くさり編み[1] 針に糸をかけます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_ch01.jpg)
![くさり編み[2] ループから引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_ch02.jpg)
![くさり編み[3] また、針に糸をかけます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_ch03.jpg)
![くさり編み[4] ループから引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_ch04.jpg)
![くさり編み[5] もう一度、針に糸をかけます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_ch05.jpg)
![くさり編み[6] ループから引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_ch06.jpg)
【こちらの記事にも詳しく書いています】
引き抜き編み
「引き抜き編み」も、かぎ針編みになくてはならない編み方の一つです。
初心者時代に一番よく遭遇しそうな「引き抜き編み」は、段の編み終わりで、その段を輪につなぐために「引き抜く」という使い方。
これは、あみぐるみや袋もの作品で用いられる「輪編み」をする際に使われます。
「引き抜き編み」写真つき解説
こちらの写真つき解説では、編み地に編みつけていく「引き抜き編み」の編み方をご紹介します。
![引き抜き編み[1] 前段の目に針を入れます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_01.jpg)
![引き抜き編み[2] 針に糸をかけて引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_02.jpg)
![引き抜き編み[3] 針のループにもくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_03.jpg)
![引き抜き編み[4] 引き抜き編みが1目編めました。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_04.jpg)
![引き抜き編み[5] となりの目に針を入れます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_05.jpg)
![引き抜き編み[6] 針に糸をかけて引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_06.jpg)
![引き抜き編み[7] 針にかかっているループにもくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_07.jpg)
![引き抜き編み[8] 2目編めました。同じ要領で繰り返します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_02_08.jpg)
【こちらの記事にも詳しく書いています】
関連記事のページには、このほかに5つの動画解説がありますので、ぜひご参考になさってください。
こま編み
「こま編み」は、かぎ針編みの代表的な編み方の一つです。
かぎ針編みならではの、しっかりしていて厚みがあり、伸びにくい編み地。これは「こま編み」に象徴されます。
あみぐるみやバッグなどは、「こま編み」を使った作品が最もオーソドックス。
こま編みは語ると長くなるため、詳しい説明は関連記事にゆずって、ここでは、「こま編み」の編み方にフォーカスして解説します。
「こま編み」の段の編みはじめは、最初のこま編みをする前に『立ち上がりのくさり』を1目編みます。
「こま編み」写真つき解説
わ編みで、段の編みはじめに編む「こま編み」の編み方を写真つきで解説します。
![こま編み[1] 立ち上がりのくさり1目を編みます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_01.jpg)
![こま編み[2] くさりの根本(矢印の位置)に針を入れます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_02.jpg)
![こま編み[3] 針を入れるのはここです。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_03.jpg)
![こま編み[4] 針を入れたら、糸をかけて引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_04.jpg)
![こま編み[5] 引き出したところです。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_05.jpg)
![こま編み[6] 糸をかけ、2つのループをくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_06.jpg)
![こま編み[7] こま編みが1目編めました。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_07.jpg)
![こま編み[8] 次の目は、となりに針を入れて[4]~[7]を繰り返します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_03_08.jpg)
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中長編み
「中長編み」も、かぎ針編みの代表的な編み方の一つ。
ふっくらとした、厚みのある編み地になるのが特徴です。
こま編みや、次に説明する「長編み」に比べると、「中長編み」の登場頻度はやや低めですが、模様編みに使われることもあるので、覚えておくと編める作品の幅が広がります。
中長編みの編み目は、こま編み2つ分の高さが出ます。
「中長編み」の段の編みはじめは、立ち上がりのくさりを2目編みます。
「中長編み」写真つき解説
![中長編み[1] 針に糸をかけます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_15_01.jpg)
![中長編み[2] 前段の目に針を入れます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_15_02.jpg)
![中長編み[3] また糸をかけて引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_15_03.jpg)
![中長編み[4] 糸を引き出しました。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_15_04.jpg)
![中長編み[5] もう一度かけて、針にかかっている3つのループを一気にくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_15_05.jpg)
![中長編み[6] 中長編みが編めました。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_15_07.jpg)
![中長編み[7] 5目編むとこのようになります。一番右にある立ち上がりのくさりも中長編み1目と数えます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/basic_method_15_08.jpg)
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長編み
「長編み」も、かぎ針編みの代表的な編み方の一つです。
こま編みや中長編みに比べると、「長編み」はやや薄手の編み地になるのが特徴。
そのため、ショールやウェアなど、軽やかに仕上げたい作品に「長編み」がよく使われます。
そして、模様編みのベースになることも多い「長編み」。
様々な表情の編み地を生み出し、かぎ針編みの楽しさを広げてくれる編み方です。
長編みの編み目は、こま編み3つ分の高さが出ます。
「長編み」の段の編みはじめは、立ち上がりのくさりを3目編みます。
「長編み」写真つき解説
わ編みで、段の編みはじめに編む「長編み」の編み方を写真つきで解説します。
![長編み[1] 長編みの編みはじめは、立ち上がりのくさり3目を編みます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_01.jpg)
![長編み[2] 針に糸をかけ、](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_02.jpg)
![長編み[3] 前段の目に針を入れます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_03.jpg)
![長編み[4] 糸をかけて引き出します。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_04.jpg)
![長編み[5] 糸を引き出しました。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_05.jpg)
![長編み[6] 糸をかけ、針先に近い2つのループ(青で示したところ)をくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_06.jpg)
![長編み[7] 2つのループをくぐらせて、糸を引き出しました。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_07.jpg)
![長編み[8] 針に糸をかけ、全てのループをくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_08.jpg)
![長編み[9] 長編みが編めました。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_09.jpg)
![長編み[10] 3目編むとこのようになります。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/04/basic_method_21_10.jpg)
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糸処理
作品を編み終わったら、糸端を少し残して糸を切り、糸端を編み地にくぐらせて糸処理をします。
ここでは、編み終わりから糸処理のしかたまでを解説します。
編み終わり:ループにくぐらせて引き締める
編み終わりがしっかりと止まる、最もオーソドックスな処理のしかたです。
![[1] 最後の目を編み終えたら、針に糸をかけて、ループに糸をくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off02.jpg)
![[2] 15cmくらい糸端を残して糸を切ります。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off04.jpg)
![[3] ループの中を糸端がくぐりぬけるように、そのまま糸を引き抜きます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off05.jpg)
![[4] 糸の根元を引き締めます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off07.jpg)
糸端の始末:編み地にくぐらせる
編み終わりの処理をしたら、次に糸端の処理をします。
糸処理のあとが作品に影響しないよう、編み地の裏側のできるだけ目立たない場所で糸処理してください。
![[1] 糸の根本付近から、2~3cm編み地の中にとじ針をくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off09.jpg)
![[2] 針を引き抜くと、このように毛糸が編み地の中をくぐります。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off10.jpg)
![[3] 糸が出ているところからUターンするように、近くの編み地にまた2~3cm針をくぐらせます。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off11.jpg)
![[4] 糸が矢印のように編み地の中をくぐります。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off12.jpg)
![[5] 根元で糸を切り、糸処理が完了です。](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/03/fasten_off13.jpg)
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作品の完成後の「スチームアイロン」の方法は、「そり返ったとき、ねじれたときは?」をご覧ください。
編み図記号や編み図の見方の基礎知識
結論先取り:編み図の特徴
- ぱっと見で全体像がわかりやすい
- 編み図記号の配置が、編み地の形に似ている
- 編み地を表から見た様子が記号で表されている
- 繰り返し編む箇所が分かりやすい
- 段数が数字で書き添えられている
日本では、「編み図記号」を使った図形「編み図」によって、編み方を表現するのが一般的です。
編み図は、初心者さんでも直感的に学びやすく、編み図の見方さえわかるようになれば、言葉による説明がなくても、ほぼ編み方を理解することができます。
また、「編み図」には、次のような特徴があります。

- ぱっと見で全体像がわかりやすい
〝編み図は難しい〟と思い込んでしまうと、なかなか気づけないかもしれませんが、編み図には、「ぱっと見でわかりやい」という大きなメリットがあります。
とはいえ、比較対象がないと実感が湧きませんよね。
日本と違い、海外では編み方を文字で表す英文パターンが主流。
英文パターンはテキストをすべて読み終わらないと、編み方の全貌がわかりません。
それに対し、「編み図」は、見ただけで編み方の全体像を把握することができます。
これは「編み図」の優れた点であり、とても大きな魅力です。
- 編み図記号の配置が、編み地の形に似ている
編み図の多くは、編み地の形を表すように描かれます。
例えば、丸モチーフの場合は、編み図記号が丸く並び、四角いモチーフの場合は四角く配置されます。

- 編み地を表から見た様子が記号で表されている
かぎ針編みの編み地には「表」と「裏」があり、編み地の表情が異なることが多いです。
日本の編み図は、編み地を「表」から見たときの模様を表しています。
これは、あまりピンとこないかもしれませんが、記憶の片隅に置いておいてください。
- 繰り返し編む箇所が分かりやすい
作品を編んでいるとき、同じ編み方を繰り返す箇所があると、テンポがよくて、楽に編み進められます。
そのため、「ここからここまでを〇回繰り返し編む」という編み方がしばしば登場します。
そんなとき、編み図だと繰り返し編む箇所が視覚的にわかるので、理解がスムーズです。

- 段数が数字で書き添えられている
編み図には、ほとんどの場合、段数を表す小さな数字が書き込まれています。
その数字を見ながら、何段目まで編み進めたかチェックすることができます。
編み図記号一覧表
編み図によく使われる「編み図記号」を一覧にしました。
実際の編み図では、ここにない記号が使われることもありますが、特殊な記号の場合は、たいてい補足説明がついています。
※一覧表のリンク先には、編み方動画解説があります。
かぎ針編みの基本的な編み方の編み図
ここでは、かぎ針編みの基本となる5つの編み方(くさり編み・引き抜き編み・こま編み・中長編み・長編み)について、編み図の見方を解説します。
各項目では「編み図記号」に加えて、初心者さんでも分かりやすい「練習用の小さな編み図」を掲載しました。
編み方動画もありますので、実際に編む練習をしていただくこともできます。
さらに、それぞれの編み方で作れる「無料編み図付きの作品」もご紹介します。記号が実際の作品でどう使われるのか、ぜひ確かめながら読み進めてみてください。
編み図の見方 -くさり編み-
「くさり編み」は次のような編み図記号で表されます。
例えば、くさり編みの編み図記号が10個連なっている場合は、「くさり10目」を表します。
途中の編み図記号が「~」のように省略されて、補足的なテキストで「くさり10目」のように記されている場合も、同じ意味です。


【くさり編みを使った無料編み図のご紹介】
編み図の見方 -引き抜き編み-
「引き抜き編み」は次のような編み図記号で表されます。
例えば、くさり10目を編んだあと「引き抜き編み」をして、そのくさりを輪にする場合、下のような編み図で表されます。


【引き抜き編みを使った無料編み図のご紹介】
編み図の見方 -こま編み-
「こま編み」は次のような編み図記号で表されます。
1つ目の編み図は、「こま編み」の往復編みの編み図の例です。
2つ目は、「こま編み」の輪編みの編み図の例です。



【こま編み(往復編み)を使った無料編み図のご紹介】
【こま編み(輪編み)を使った無料編み図のご紹介】
編み図の見方 -中長編み-
「中長編み」は次のような編み図記号で表されます。
1つ目の編み図は、「中長編み」の往復編みの編み図の例です。
2つ目は、「中長編み」の輪編みの編み図の例です。



【中長編みを使った無料編み図のご紹介】
編み図の見方 -長編み-
「長編み」は次のような編み図記号で表されます。
1つ目の編み図は、「長編み」の往復編みの編み図の例です。
2つ目は、「長編み」の輪編みの編み図の例です。



【長編み(往復編み)を使った無料編み図のご紹介】
【長編み(輪編み)を使った無料編み図のご紹介】
初心者さんにおすすめの作品を編んでみましょう
かぎ針編みについて、だんだんイメージができてきたでしょうか。
当サイトで無料公開している「かぎ針編み初心者コース」は、編み方の動画解説も、初心者さんがわかりやすいよう、ゆっくり手を動かしています。
編み図の見方など、作品についても丁寧に解説していますので、ぜひご活用ください。
〝定番小物から始める〟コースは全7回。
コースターからマルシェバッグまで、幅広い作品にトライすることができます。
さっそくのぞいてみてください!
困ったときのQ&A
Q. かぎ針編みは全くの初心者で、周りに聞ける人もいません。独学でも大丈夫でしょうか?
A. はい、大丈夫です。私も独学からスタートしました。
最近は動画などの補助ツールも充実しており、自分のペースで学ぶ方が増えています。この記事は、私が初心者のころに「ここが知りたかった!」と感じたポイントを網羅しました。
まずは失敗を恐れず、最初の「くさり編み」から一歩を踏み出してみてくださいね。
Q. かぎ針編みの道具は100均のものでも十分ですか?
A. 最初のお試しなら100均でもOKです。ただ、本格的に始めるならメーカー品がおすすめです。
まずは100均で揃えて、自分に合うか試してみるのも一つの方法です。
もし「これからも続けたい!」と思ったり、長時間編んだりするようになったら、ぜひ専門メーカーのかぎ針を手に取ってみてください。スムーズに編めたり、手が疲れにくかったり、〝よく考えられているな〟と実感できる良さがありますよ。
Q. 編んでいるうちに、立ち上がりが変になったり目の数が合わなくなったりします。
A. かぎ針編み初心者さんが必ず通る道ですので安心してください!
特に「こま編み」は、立ち上がりの数え方や編み入れる位置を間違えやすいポイントです。
この記事の[こま編みの関連記事]で詳しく解説していますので、迷ったときは見返してみてください。
かぎ針編みに慣れていても目数が狂うことはあります。1段ごとに数える習慣をつければ、少しずつ「編み目を見極める力」も養われていきます。
疲れたときは無理をせず、一度手を止めてリフレッシュするのもおすすめです。
Q. 左利きなのですが、この初心者ガイドを参考にできますか?
A. 基本的な仕組みは同じですが、手の動きや編み図の向きは「左右反転」になります。
論理的な概要はこのガイドで学び、実際の動きはYouTubeなどの「左利き用動画」で補完するのが効率的です。
当サイトにも、一つだけ左利きの動画解説(かぎ針編み「伸縮性のある作り目」の編み方(左利き版))があるので、ゆくゆく機会がありましたらご活用ください。
初心者さんも編みやすい有料パターン

これなら編める!「かぎ針編みのネックレス」編み図
繰り返し編みで、手が覚えれば編み図を見ずに編むこともできるネックレス。
余り糸で編むこともできるので、かぎ針編みの練習としてもぜひ!
かぎ針編み「貝殻ポーチ」編み図
Ronique Store 一番の人気パターン。
自称初心者さんをはじめとする、たくさんの方に編んでいただいている作品です。
編み方はシンプルなんですよ。


かぎ針編み「クロッシェ・あずま袋」編み図
モチーフを組み合わせてつくるあずま袋。
初心者さんも編みやすいモチーフです。
ちょっと大きめの作品が編みたくなったらぜひ。













































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