ネオンカラーでかぎ針編みの小銭入れ
かぎ針編みで、入れ子のような構造になった正方形のコインケースを編んでみました。
袋状になった大きな正方形の中に、小さな正方形を滑り込ませるつくりになっています。
留め具は使っていないので、ちょっと硬めのしっかりとした太糸で編むのがおすすめです。
子どもたちのお小遣いを入れたり、小さな宝物を入れてポーチのように使ったりしてもよいかもしれませんね。
サンプル作品には、ポップなネオンカラーのアクリル毛糸を使ってみました。
見ているとわくわくする蛍光色。使いみちが難しいときは、こんな小物で遊んでみてはいかがでしょうか。
蛍光色の毛糸もいろいろありますが、今回使用したダルマさんのJカラーズという糸は、蛍光ペンのようなパキッとしたお色味です。手芸店で見かけて、チャレンジ!と思い購入しました。
手ごたえのある糸なので、極太くらいの印象です。
シックなお色で編んだら、だいぶ印象が変わるかと思います。
手早く開閉できるので、ちょっと細めの糸で編んでイヤホンケースにしたり、大人用のポーチにもできそうです。
使いみちのアイデアに合わせて、いろいろ楽しんでみてください。
こま編みの正方形モチーフを使ったシンプルな作品なので、すき間時間の気分転換にもぜひ!
スクエアコインケースの使用糸とかぎ針の号数
ダルマ Jカラーズ・・・30g
8号かぎ針
スクエアコインケースのできあがりサイズ
縦 8.5cm × 横 8.5cm
スクエアコインケースの編み図
スクエアコインケースの作り方
作り方説明とあわせて編み図もご確認ください。
①モチーフは、A→B→C→Dの順に編みます。
編み図のモチーフの配置は、パーツをはぎ合わせるときの向きに合わせて載せてありますので、編む際には見やすいように方向転換してご確認ください。
パーツのはぎ合わせ方は編み図PDFファイルの2ページ目に掲載しています。
②モチーフはすべて、輪の作り目で編みはじめます。
毎段4つ角で増目しながら、モチーフA、Bは4段目まで、C、Dは5段目まで編みます。
それ以降の編み方は、以下で個別にご説明します。
[モチーフA]
4段目まで編んだら、5段目(マチ)は前段の目の向こう側1本だけを拾ってすじ編みをします。このとき、前段の角のくさりも向こう側1本だけを拾います。
5段目を編み終えたら糸を切ります。
[モチーフB]
4段目を編み終えたら、モチーフAと外表に編み地を重ねます。
モチーフの重ね方は、編み図1~2ページに記載の★印の位置をもとにご確認ください。
モチーフを重ねたら、最終段どうしの目を拾って引き抜きはぎしていきます。
その際、最終段の目をつき合わせたときに内側にきている半目ずつを拾って引き抜きはぎをします。
[モチーフC]
5段目まで編んだら、6段目(マチ)は前段の目の向こう側1本だけを拾ってすじ編みをします。このとき、前段の角のくさりからは目を拾わずに飛ばします。
6段目を編み終えたら糸を切ります。
[モチーフD]
5段目を編み終えたら、6段目(マチ)は前段の向こう側1本だけを拾ってすじ編みをします。モチーフCと同様に、前段の角のくさりからは目を拾わずに飛ばします。
つづけて、モチーフCと編み地を中表に重ね、最終段どうしの目を拾って引き抜きはぎをしていきます。
その際、内側にある半目ずつを拾って引き抜きはぎをします。
引き抜きはぎが終わったら編み地を表に返し、糸端を長めに残して糸を切ります。
この糸で、モチーフAとモチーフDの★印の1辺どうしを、巻きかがりで縫いとめます。
パターン公開:2021年12月30日