編み地がくるくるねじれてしまい、どうしたものか…ということはありませんか。
本には書いてないし、自分の編み方が悪かったのでは?と疑ってしまうかもしれません。
やる気がなくなって、もうかぎ針はやめた!となる、その前に、ぜひこのページを見てください。
かぎ針編みをはじめたばかりの私も、編み地がくるくるしているのがスッキリしなくて、編み方にコツがあるのかな、と思ったりもしました。
それから、たくさんたくさん編んで、編み地はどう編んでもねじれるものはねじれるし、そり返るものはそり返るものだと分かりました。
ただ、それを緩和させる方法はあって、スチームアイロンはとっても優秀なので、ここでご説明します。
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そった、ねじれたこんな編み地
こちら、大人気のラフィア風ヤーン(レーヨン糸)で編んだ編み地です。
2つとも、もっとも基本的な編み方「こま編み」で編んでいます。左はこま編みの往復編み、右はこま編みのわ編みです。
こま編みが一番、編み地がくるくるします。そして、こちらの糸が、私が知る限りでは一番くるくるするのですが、スチームアイロンが最も効果的に効く糸でもあるので、こちらを使います。
四隅にピンをうつ
スチームアイロンをONにして温めながら、編み地の四隅を待ち針で留めていきます。細長いものは、四隅以外にも、必要なだけ留めておきます。
浮かせてアイロンがけ
スチームアイロンの熱気だけで十分編み地が整うので、アイロンをかけるときは編み地に触れないよう、浮かせてかけます。スチームだけを当てる感覚でやってみてください。
やけどに注意しつつ、ちょちょっと編み地を手で整えながらスチームを当てていきます。
待ち針をはずす
待ち針をはずしても、このとおり。最初のくるくるしていた状態が信じられないくらい、編み地がきれいに整いました。
今回使用した糸は、特に効果抜群です。そのほかの素材、コットンやリネン、ウールなどはもともと、それほど強烈にそり返らない反面、ここまでの効果は見られないかと思いますが、だいたいは編み地がきれいに落ち着きますので、ぜひやってみてください。
一般的には、作品が完成したら、最後にスチームアイロンをかけて仕上げます。
ただ、今回のような糸を使ってバッグを編むときは、バッグ底を編み終わった段階で一度スチームアイロンをかけておくと、そのあとも編みやすいのでおすすめです(完成後に底を平らにしてスチームアイロンするのはちょっとかけにくいので)。
私はアイロン全般、あまり得意ではないため、かぎ針編み初心者のころは、スチームアイロンをかけなくてもいい編み地が好き、なんて思ってしまったこともりました。
ただ、習慣づいてくると、編み終わった後のスチームアイロンまでが、完成までのひとセットになって、自然とアイロンのスイッチをONにしています。
せっかくなのできれいに仕上げたいですよね。
かぎ針編み初心者さんにも、よりきれいな作品づくりのコツとして参考にしていただければと思います。