こんなかぎ針編み作品です
かぎ針編みで作る、ちょっとレーシーで小ぶりな巾着型ショルダーバッグです。
ショルダーひもを肩に掛けたとき、ひもがバラバラになってしまわないよう肩当て付きなのがポイントです。
ショルダーひもはスレッドコードを編んで通しているので、長さ調整は自在ですよ。
短めにして手持ちのミニバッグにしたり、ひもの通し方を変えて普通の巾着として使うこともできます。
バッグ部分は丸底なので、何かを包むための巾着としても使えそうですね。
二つ折りのお財布やスマートフォンなどを入れるくらいのサイズ感になっています。
小さいので、子ども用のポシェットにしても可愛いかもしれません。
サンプル作品はリネン糸で編んでいます。
透け感が涼しげな編み地なので、春夏糸にぴったりな作品です。
ご近所へのお買い物や、あたたかい季節の散策用にいかがでしょうか。
ぜひお気に入りのお色で編んでみてください!
使用糸とかぎ針の号数・材料
合太程度のリネン糸(150g巻 420m)・・・54g
針・・・5号かぎ針
飾りのボタン・・・1個
今回使用したのは、ずいぶん前に購入した毛糸なので、すでに廃番のようなのですが、毛糸ピエロさんの「Anouk linen(アヌークリネン)」というコルトレイクリネンの糸になります。
できあがりサイズ
平置きで、縦19cm × 横19cm、底(長編み部分)直径11.5cm
ショルダーひも全長 175cm
肩あて 13cm × 2.5cm
編み図
作り方
作り方説明とあわせて編み図もご確認ください。
①バッグ底から編みはじめます。
輪の作り目で編みはじめ、1段目は長編み16目(立ち上がりのくさりも長編み1目とみなす)を編みます。
2~5段目は、毎段16目ずつ増目しながら編みます。
1周の目数は、2段目は32目、3段目は48目、4段目は64目、5段目は80目になります。
②6~20段目は、目数の増減なく模様編みをします。
7段目以降、前段のくさりは束にすくって編みます。
20段目の編み地の隙間が、ショルダーひも通し位置になります。
③21段目でふち編みをします。
長編み7目の松編みで1周したら糸を切ります。
④肩あてパーツを編みます。
くさり24目で作り目し、毎段両端で増目しながら編みます。
1段目のこま編みは、前半は作り目のくさりの向こう側1本と裏山を拾って編み、後半は前半で拾わなかった1本を拾って編みます。
2段目の途中で4か所、こま編みの合間にくさり1目を編んで、ひもを通すための穴をつくってください。
3段目を編み終えたら糸を切ります。
⑤ショルダーひも(全長約175cm)は、スレッドコード420目を編みます。
[参考]スレッドコードの編み方
⑥飾りモチーフを編みます。
輪の作り目で編みはじめ、1段目は中長編みの玉編みを6つ編みます。
2~3段目で、前段のくさりは束にすくって編みます。
3段目を編み終えたら糸を切ります。
モチーフの中心にボタンを縫いつけます。
⑦⑤で編んだスレッドコードをバッグのひも通し位置に通し、肩あてパーツにも通してください。
バッグにひもを通している途中で、飾りモチーフの2段目の隙間2か所くらいにもひもを通して、一緒につけてしまってもいいですね。
バッグには2か所、ひもを引き出す部分がありますので、編み図でご確認ください(編み図で省略されている反対側は、対称になるようにショルダーひもを引き出してください)。
通し終えたら、ひもの端をしっかりと縫いとめるように糸処理をします。