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こんなかぎ針編み作品です
ぴったりサイズに作る、かぎ針編みのヘアバンドです。
つけたとき、クロスした部分をどこに持ってくるかで印象が変わるので、その日の気分で使い分けることもできそうです。
着け心地がいいように、伸縮性のある作り目をして編んでみました。
伸縮性のある作り目のしかたは動画もあるので(詳しくは「作り方」に記載)、ぜひトライしてみてくださいね!
この作品は、作り目の数で簡単にサイズ調整することができます。
作り目をしながら何度か途中で頭に当ててみて、これくらいかな、というちょうどよいサイズ感を見つけてみてください。
ヘアバンドの幅も調整可能ですが、クロスのアクセントをつけるために、ある程度幅の幅は必要そうです。
こちら、私のサイズに合わせてピッタリ目に編んだので、娘がゆるっとつけることもできました。
親子のおそろいアイテムにもできますね。
今回は季節がら夏糸で編んでみましたが、冬糸で編むとより伸縮性が出そうだなという印象でした。
ぜひ糸選びも楽しんでいただければと思います!
使用糸とかぎ針の号数
ハマナカ フラックスK(col.12)25g玉巻き 約62m・・・40g
5号かぎ針
できあがりサイズ
頭囲 53cm 最大幅 8cm
編み図
作り方
作り方説明とあわせて編み図もご確認ください。
①伸縮性のある作り目で編みはじめます。「伸縮性のある作り目」の編み方 ページに動画がありますので、ご参考になさってください。
作り目の数は「2の倍数 + 1」目であればOK!
作りたいサイズ感になるよう、頭に当てて確認しながら作り目をしてみてください。
②1段目は、伸縮性のある作り目の裏を見ながら目を拾って長編みを編みます。
このとき、前段のこま編みの目を拾って編むときのように、伸縮性のある作り目の頭の2本をすくって編みます。
③3段目の長編み表引き上げ編みは、前々段の長編みの目を拾って編みます。このとき、目が詰まって編み地が反らないようにゆったりと糸を引き上げてください。
長編みと引き上げ編みを交互に編むので、引き上げ編みの目の高さを長編みの目の高さにそろえるよう意識するとよいかと思います。
④11段目まで編んだら、そのままつづけて片側のふちを編み(編み図のふち編み①)、糸を切ります。
両サイド(短辺)のふち編みは、本体の編み地の〝長編みの段〟にこま編み2目、〝こま編みの段〟にこま編み1目、を編み入れます。
もう一方のふち(編み図のふち編み②)は、糸をつけて編みはじめます。短辺を上記の要領で編んだら、つづけて本体の長辺を編みます。
長辺のふち編みは、こま編みとこま編み表引き上げ編みを交互に編みます。ふち編み①の最初の目に引き抜き編みをしたら、糸端を長めに残して糸を切ります。
⑤クロスになるように編み地を縫いとめる方法は、次の「画像つき解説」でご説明します。
画像つき解説
編み地の端と端を合わせて縫いとめるところをご説明します。
①編み地のふち編み②を編み終えるとこのようになります。
編み終わりの糸端を長めに残して、糸を切ってあります。
こちらの面が編み地の表になります。
②編み地を中表に、このように折ります(この写真で見えている面は編み地の裏です)。
③このように、編み地の端どうしをかみ合わせます。
④編み地4枚が重なる部分を、このように作ります。
糸端は、一番上の編み地の端からつながっている状態です。
⑤糸端にとじ針を通し、4枚の編み地を縫いとめるために、画像のように、下の編み地に針を入れます。
⑥⑤で4枚重なっている部分は、だいたい4目分くらいのイメージです。波縫いの要領で、針を行き来させて、この4目分を貫くように縫いとめていきます。
⑦4目分を縫いとめるとこのようになります。
⑧次は、⑦で穴が開いている部分(この写真で黄色く示した箇所)を縫いとめていきます。
⑨⑧で黄色く示した箇所を突き合わせて、まつるように縫いとめていきます。
⑩縫いとめるとこのようになります。
残った糸はしっかりと糸処理します。
⑪ヘアバンドを表に返して形を整えると、このようになります。