くさり編みの作り目よりも、伸縮性のある作り目のしかたについて解説します。
くさり編みよりも高さの出る作り目で、くさりの作り目にこま編みを1段編んだくらいか、それよりちょっと低いくらいの高さになります。
見た目としては、スレッドコードにもどこか似ているかもしれません。
伸縮性のある作り目をしたあと、目を拾って編むのも編みやすいので、編めると便利ですよ。
Ronique 著書「冬のかぎ針あみこもの」でも、この作り目を取り入れた作品が掲載されています。
編み方も複雑ではないので、ぜひ使ってみてくださいね。
Index -目次-
動画の編み方解説
かぎ針編みの「伸縮性のある作り目」の編み方を動画で解説しています。
一般的にはくさり編みで作り目をすることが多いですが、身につけるものを編むときなどは、作り目にも伸縮性があると使い心地がよいのでおすすめです。
編み図記号は、一般的なくさりと同様に表されているので、編み図の見方は「くさり編み」の編み方ページをご参照ください。
作り目をしたあとは
[わと糸処理]
下の画像は、伸縮性のある作り目をして、わにしたところです。
矢印のところ(作り目の編みはじめ)が、もう一方の端とつながっていない(わになっていない)状態です。
ここは、編みはじめの糸端を糸処理する際に、離れているところをつなぎとめてから糸始末をしてください。
![かぎ針編み 編みはじめ位置が離れています](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/01/fsc_01.jpg)
[次の段を編むには]
下の画像は、作り目をわにするために引き抜き編みをしたところです。
赤い線の入った目が、伸縮性のある作り目の最初の1目めになります。
たとえば、次の段でこま編みから編みはじめる場合は、くさり1目で立ち上がり、赤い線の入った目に針を入れて、こま編みを編みます。
次は、そのとなりに針を入れて編む、といった感じで編み進めていきます。
針が入れやすいので、一般的なくさり目で裏山をすくったりするよりも編みやすいかなと思います。
![かぎ針編み 次の段は赤線の目に針を入れて編みます](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/01/fsc_02-1.jpg)
![この画像には alt 属性が指定されていません](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1e67528e.dfceda44.1e67528f.f25bc874/?me_id=1194267&item_id=10032243&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fyanagiya%2Fcabinet%2Fitem18%2Fhm-2211-01_1.jpg%3F_ex%3D128x128&s=128x128&t=pict)
<解説画像の使用糸>
ハマナカ「ドゥー!」
ふわふわしたウール100%の糸です。
「伸縮性のある作り目」を使ったレシピ
![](https://ronique.jp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_1370s.jpg)
有料編み図「フレキシブル・ウォーマー」
こちらも伸縮性のある作り目で編みはじめる作品です。
私の検証では〝ずり落ちない〟レッグウォーマーかと思います。
応用例としてネックウォーマーの編み方も掲載。
1色でも雰囲気のある編み地なので、ぜひ違いを楽しんでください。