かぎ針編みの基本、くさり編みについて解説します。
くさり編みは、作品を編みはじめる際に「作り目」にも使う手法です。
他に、模様編みでも使いますし、ボタンループを作るときや、長く編んで巾着ひもなどに使うことも。
かぎ針編みの編み方としては、最も頻出といえますので、ぜひ編んでみてくださいね。
Index -目次-
動画の編み方解説
かぎ針編みの「くさり編み」の編み方を動画で解説しています。
くさり目を輪にする方法や、くさり編みをきれいに編むコツもご説明していますので、ご参考になさってください。
このページ(動画の下)に、編み図を用いた解説「編み図の見方」がありますので、先に目を通していただくと、動画が分かりやすくなるかと思います。
編み図の見方
「くさり編み」の編み図について解説します。
上の動画では、くさりを10目編んでいます。
手っ取り早く[編み方]だけ読んでいただいてもいいですし、お時間あれば[編み図の解説]にある編み図の理屈もご参考になさってみてください。
[編み方①まっすぐ編む]
言葉では、そのまんますぎて説明にならないのですが(動画が分かりやすいと思います)、くさりを10目編みます。
[編み図の解説]
編み図でくさり編みは、白抜きの楕円で表されます。
くさり目の数が多いときは、楕円が描ききれないので省略記号が使われます。省略記号が使われている場合は、くさり何目を編むのか説明書きがあります。
[編み方②編んだくさりを輪にする]
くさり10目を編み、最初のくさり目に針を入れ(くさりの裏山と向こう側1本をすくって)、引き抜き編みをすると、くさりがわになります。
[編み図の解説]
これは、くさりをわにする編み図です。
白抜きの楕円が10個と、黒い小さな楕円があります。白抜きの楕円は①で編んだくさり目と同じです。黒い小さな楕円は「引き抜き編み」を表しています。
くさり目を編んでから、最後に引き抜き編みをします。
この編み図記号は、くさり目の数が変わっても、編み方は同じです。
飾り編みのピコットや、ボタンを留めるためのくさりループなどでも、「くさり編み + 引き抜き編み」が使われます。
とても便利で、使いみちがいろいろあるので、ぜひ記憶の片隅に置いておいてください。
<解説画像の使用糸>
ハマナカ「ドゥー!」
ふわふわしたウール100%の糸です。