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こんなかぎ針編み作品です
棒針編みでも、たまにビーズ編みを見かけますが、目にする頻度としては、かぎ針編みのビーズ編みのほうが多いような気がします。
かぎ針編みの編み地は、しっかりしていて伸びにくいので、ビーズがたくさん編み込まれて重みが加わっても持ちこたえてくれそうですね。
こちらの作品は、シンプルな方眼編みの巾着にビーズを編み込んで、さり気ない贅沢感をプラスしてみました。
ビーズも1目おきになっていて、重すぎず、透けすぎず、のできあがりかなと思います。
そしてコサージュ、実はこれが、けっこうお気に入りです。
ぜひ単体でも、お洋服やバッグにつけて活用してみてください。
巾着もコサージュも土台はシンプルなので、ビーズを通してしまえば、あとは割と早く進みますよ。
ビーズ編み、楽しいのでぜひトライしてみてください。
使用糸とかぎ針の号数
手あみ レース糸 ウイスター ソフティ黒 1個
トーホー ビーズ 丸大 49 ぎょく 黒 3袋(うち1172個)
3号かぎ針
ビーズ通し
編み図
作り方
①編みはじめる前に、ビーズはすべて糸に通しておきます。
②ビーズが通ったら、いよいよ編みはじめます。
以降、作り方説明と合わせて編み図もご確認ください。
あと、もし途中で糸に結び目が出てきたときの対処法を、ページ末尾に【補足】して載せていますので、そちらを参考にしてみてください。
③巾着の底から、わの作り目で編みはじめます。
立ち上がりのくさり3目(長編み1目分)を編み、次に編むくさり1目にビーズを編み込みます。
ビーズを編み込むと、編み地の向こう側(裏側)にビーズが出ます。
上の画像のようになります。
④つづけて長編みを1目編み、その次のくさりにも同様にビーズ1個を編み入れます。
ベースの編み地は「長編み+くさり1目」の方眼編みになっており、長編みと長編みの間に編むくさり1目にビーズを編みこんでいくことになります。
⑤これを繰り返して1周します。1段目は、ビーズ8個を編み入れたら、立ち上がりのくさり目に引き抜いて完成です。
編みはじめの、わになっている糸を引き締めてくださいね。
⑥2~7段目は、毎段増し目しながら編みます。ビーズを編み込む要領は同じです。1段終わるごとに、目数が合っているか必ずご確認ください。
8~22段目は、同様にビーズを編みこみながら、目数の増減なく編みます。
⑦22段目が編み終わったら、その糸でつづけて、ふち編みをします。
ふち編み1段目の★の箇所が、ひも通し位置になります。
ふち編み2段目では、長編みにビーズを編み込みます。長編みを完成させる際の最後の引き抜きのときに、ビーズを1つ編み込みます。
⑧次に、巾着のひもを編みます。
くさり150目を編み、すべてのくさり目を引き抜き編みしながら最初の目まで戻ります(スレッドコード150目を編んでもよいかと思います)。
糸は切らずに残しておき、糸のつながっていない側の端を、巾着のひも通し位置に通していきます。
通ったら、ひもの両端を合わせ、引き抜き編みでつないでわにします。
編み図では表しにくいのですが、この引き抜き編み下つなぎ目の根元あたりに針を入れて、くさり3目で立ち上がり(ビーズ1つ編み入れてくださいね)、同じところに長編みを9目を編み入れます。この長編み9目には、長編みを完成させる最後の引き抜きの際にビーズを1個ずつ編み入れます。9目編んだら、立ち上がり目に引き抜きます。このように、ひもの端の飾りがわになったら、糸を切ります。
もう一本のひもも同様につけたら完成です。
⑨コサージュも、わの作り目で編みはじめます。
土台の方眼編みの部分を2段編んだら、つづけて花びらを編みます。
ここで編んだ部分が、一番外側の花びらにあたります。
花びらの2周目(花びら・中)、3周目(花びら・小)は、土台の内側に向かって編み進めていきます。
「花びら(中)」の1段目は、編み図に水色で示した■の目を、横から束にすくってこま編みをします。2段目は、1段目のくさりを束にすくって花びらを編んでいきます。
「花びら(小)」の1段目も同様に、編み図にオレンジ色の6角形で示した目を横から束にすくい、こま編みをします。
2段目で花びらを編み終えたら、つづけて、お花の中心に飾りを編みます。
土台の1段目の立ち上がり目を横から束にすくって引き抜き、つづけてくさり3目を編みます。このとき、すべてのくさりにビーズを1個ずつ編み込みます。
さらにくさり3目(すべての目にビーズ1個ずつ)を編んだら、土台の隣の長編みを束にすくって、引き抜き編みをします。
これを繰り返し、土台1段目の長編み(「花びら(小)」の1段目ですくったオレンジの箇所と、それ以外の長編みの目)すべてをすくうまで編みつけていきいます。
⑩巾着にコサージュをつけたら完成です。
【補足】結び目が出てきたときの対処法
編んでいる途中で、糸に結び目が出てくることがあるかもしれません。そんなときのご参考にしていただければと思います。
まずは、ビーズがこぼれないように、ビーズをよけてスペースを開け、結び目を切り取ります。
切った糸と糸の両端は、斜めになるようにカットし、端と端を重ねてより合わせてから、ボンドをつけてさらにしっかりとねじり合わせます。
この時、より合わせた糸がはずれないよう、糸端は少し長めにとりしっかりとめてくださいね。ただ、厚みが出すぎてビーズが通らなくなると困るので、ボンドの量はうまく調整してください。
ボンドが乾いたら、このつなぎ目を伝って、糸玉側にビーズを移動させます。
あとは、より合わせた部分を切り、適当なところで糸処理(糸が足りなくなったときと同様)をして、編み進めてみてください。
みなさんの作品
minakoさんの「ビーズ編みきんちゃく」
素敵な作品の編み図、ありがとうございます。ビーズを編み込んだ作品を初めて編んでみましたが、素敵な出来上がりに驚いています。今回はラメのビーズを使ってみましたが、今度はマットなビーズを使って何か編んでみたいと思います。
美桜さんの「ビーズ編みきんちゃく」
シンプルな編み方ですが、ビーズを入れることによって、とってもゴージャスな巾着ポーチが出来ました。
出来上がりを見て、素敵!と幸せな気分になりました。
編んでいて、とても楽しかったです。また、色を変えて編みたくなりました。
素敵なデザインを教えて下さり、ありがとうございました。
Ronique様の作品、これからも楽しみにしています。