こんなかぎ針編み作品です
ふとマリンテイストのアイテムが気になって、かぎ針編みでボストン型ポーチを作ってみました。
ボストン型というのも初めてだったので、かぎ針編みだとどんな風に作れるかなぁと考えて、こんな形に。
まずはトライアルということで、ポーチサイズにしてみました。
こま編みの往復編みを何段も編むのに少々時間がかかりますが、仕立てはじめると、ボストンの形に近づくにつれてワクワク感が高まってきます。
もう少し太目の糸でバッグを作ってもいいかな。
ショルダーひもをつけて子どもが使ってもかわいいかもしれません。
使用糸とかぎ針の号数
合太くらいのラミー糸(白、紺)
中細~合太くらいのリネン糸(ベージュ)
ファスナー(15cm) 1個
4号かぎ針
できあがりサイズ
横 21cm 高さ 10cm(持ち手含まず) 持ち手 28cm
総重量 100g
編み図
ポーチの目数の図、ポーチ側面 編み図、ポーチ持ち手 編み図、はぎ合わせ図
作り方
説明とあわせて、編み図や目数の図、はぎ合せ図もご確認ください。
①まずは、ポーチ両わきの円の部分を編みます。
わの作り目で編みはじめ、1段目はこま編み6目を編みます。下表のように、毎段増し目しながら、12段目まですべてこま編みで編みます。
12段目は、1周の目数が72目になります。
これと同じものをもう一枚編み、合計で2枚用意します。
段数 | 目数の増減 |
2~12 | +6 |
1 | 6 |
②次に、ボストン側面のストライプの編み地を編みます。
くさり72目で作り目し、すべてこま編みの往復編みをします。
下表のように、途中で糸の色替えをしながら編み進めます。
段数 | 色 | 目数 |
63~67 | 白 | 59~67:72目 ~58:68目 |
62 | 紺 | 〃 |
55~61 | 白 | 〃 |
54 | 紺 | 68目 |
47~53 | 白 | 〃 |
46 | 紺 | 〃 |
39~45 | 白 | 〃 |
38 | 紺 | 〃 |
31~37 | 白 | 〃 |
30 | 紺 | 〃 |
13~29 | 白 | 〃 |
22 | 紺 | 〃 |
15~21 | 白 | 〃 |
14 | 紺 | 〃 |
7~13 | 白 | 10~:68目 1~9:72目 |
6 | 紺 | 〃 |
1~5 | 白 | 〃 |
仕立てた後、このストライプの編み地にファスナーをつけるため、ポーチの目数の図に示したように、1~9段目の目数は72目、10~58段目で減目して68目で編み、59~67段目はまた72目に増やして編みます。
編み地の両端で、それぞれ2目ずつ減増するのですが(ポーチ側面の編み図参照)、58段目を編み終えたらところでは、糸をつけてくさり2目を用意しておきます(わずか2目のためですが、そのほうがきれいに仕上がるため)。
③ストライプの編み地を編み終えたら、①で編んだ円パーツとはぎ合わせていきます(はぎ合わせ図 参照)。
円の1枚と、ストライプの片方の端を、中表に合わせて引き抜きはぎをします。
次に、もう1枚の円パーツを、ストライプのもう一方の端と中表に合わせ、同様に引き抜きはぎをします。
④次に、ボストンのバッグ口の部分です。
ストライプの編み地の1~9段目と、59~67段目の部分を合わせて、巻きかがりでとじておきます(はぎ合わせ図 参照)。
編み地の10~58段目の部分に、ファスナーを縫いつけます。
画像のポーチは、長さの合う金属製ファスナーがあったのでそれを使いましたが、樹脂製ファスナーだと、ちょうどよい長さに切って使えるので便利かと思います。
ファスナーを切って使う場合は、切った側の端をしっかりと返し縫いして、ファスナーどめを作っておいてくださいね。
⑤つづいて、ポーチの持ち手を編みます(ポーチ持ち手の編み図 参照)。
くさり65目で作り目し、両端で増し目をしながら、こま編みでわ編みをします。
同じものを2本編みます。
持ち手が編めたら、編み地が外表になるように二つ折りして、巻きかがりでとめます。このとき、ポーチに縫いつける両端の部分は、4cmくらい残しておきます(バランスを見て長さを調整してくださいね)。
⑥最後に、ポーチ本体に持ち手を縫いとめます。
左右とも、ストライプの編み地の、端から3本目の紺色のラインのあたりに持ち手がつくようにとめています。
バランスをみて、つける位置を決めてみてください。