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こんなかぎ針編み作品です
昔、何かの本で見た素敵なネックウォーマー。
それは棒針編みの作品で、確か「イギリスゴム編み」という編み方をした編み地だったと記憶しています。
棒針編みは1目ゴム編み、2目ゴム編みしか知らない、かぎ針派の私としては、気になりつつも、トライすることなく作る機会を逃していました。
その素敵な編み地のイメージが頭のどこかに残りつつ…風が冷たくなって、首元が肌寒くなってきた頃、こんな作品を編んでみました。
肌ざわりのいい、ふわっとしたネックウォーマーがほしかったんですよね。
棒針編みのゴム編みをまねして、うね編みをアレンジした編み方で作った、簡単なネックウォーマーです。
私なりのポイントは、糸に対して太目のかぎ針でほんわか編むこと。
糸にちょうどのかぎ針で編むより、心なしかふんわりとした温かさが増すような気がします。
編み地を折って、2重になっているのであたたか仕立てです。
首周りのアイテムなので、触れて気持ちのよい糸がいいかなと、チクチクしなさそうなオーガニックコットンの糸で編んでみました。
ウール糸で編んでも、素敵な風合いになりそうですね。
使用糸とかぎ針の号数
並太くらいのオーガニックコットン(グレー)
6号かぎ針
できあがりサイズ
53cm × 14cm(広げて置いたとき)
作り方
①くさりの作り目で編みはじめ、56目作ります。
②うね編みのアレンジ版で編み地を編んでいきます。
下の、うね編みアレンジ画像つき解説に詳しく書きましたのでご参照ください。
うね編みは、毎段、前段のこま編みの頭の向こう側1本のみをすくって編みを編んでいくかと思います。
ここでは、奇数の段(1、3、5段目で表側を編むとき)は向こう側1本をすくい、偶数の段(2、4、6段目で裏側を編むとき)は手前側1本をすくって編む、というようにしています。
表側には、すくわなかった1本が残って見えていて、模様がはっきりする感じになっています。
この編み方で、往復編みで97段目まで編みます。
③97段目まで編めたら、編み地を縦半分に折って合わせ、開いている側の下の部分の編み地を重ねて、2枚の編み地を貫くように針を入れ、こま編みはぎをしていきます。
両脇は、はぎ合わせず開いたままの状態にしておきます。
④バランスを見ながらボタンをつけ、片方のボタンに皮ひもをとめれば完成です。
このとき、首に巻いてみて、とめたときにちょうどよくなる位置を見つけて、ボタンをつけてみてください。
画像つき解説
①くさりの作り目で編みはじめます。1段目は、作り目のくさりの向こう側1本だけをすくってすじ編みをします。
②2段目は、前段の目の手前側1本だけをすくって編みます。
これ以降、偶数段(編み地の裏側を編むとき)は、同様に手前側1本だけをすくって編みます。
③3段目は、前段の目の向こう側1本だけをすくって編みます。
これ以降、奇数段(編み地の表側を編むとき)は、同様に向こう側1本だけをすくって編みます。
④写真は、3段目を編んでいる途中の様子です。
⑤3段くらい編むと、だんだん編み地の模様がわかってきます。
あとはこの繰り返しです。