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こんなかぎ針編み作品です
こま編みの丸モチーフ2枚で編む、サークルバッグです。
いっけん、ぺたんこ型に見えるかもしれませんが、マチが少しあるので、厚みのあるものを入れても形があまり崩れません。
こま編みの輪編みの練習にもなりそうなシンプルな作品なので、初心者さんにも編んでいただければと思います。
こちら、2つのサイズで編んでみました。どちらもPDFの編み図があります。
ミニサイズのほうはウールの極太糸、もう一方はヘンプの並太糸を使用。春夏素材と秋冬素材の、風合いの違いをご参考にしてみてください。
大きめのほうでもお財布サイズと小ぶりなバッグなので、ミニサイズはポーチサイズです。
大きめタイプを、もっと太い糸で編んだら、貴重品入れサイズくらいになるのではないでしょうか。
また、輪編みの法則性で、丸モチーフをもっと大きくすることもできるので、要領が分かる方にはサイズアレンジしやすいレシピかなと思います。
使用糸とかぎ針の号数
[グレイッシュブルー]
並太程度のヘンプ糸(100gカセ 110m)・・・95g
7号かぎ針
[杢ブラウン]
Alafosslopi(アラフォスロピー)[col.85](100g玉巻 約100m)・・・48g
10号かぎ針
できあがりサイズ
[グレイッシュブルー]
直径 19cm
縦(持ち手含む)30cm × 横 19cm
[杢ブラウン]
直径 14cm
縦(持ち手含む)20cm × 横 14cm
編み図
作り方
作り方説明とあわせて編み図もご確認ください。ここでは、大きめサイズの作り方をご説明します。
①丸モチーフは、輪の作り目で編みはじめ、すべてこま編みで編みます。
こま編み6目で作り目し、毎段6目ずつ増目をしながら、16段目まで増目をつづけます。
16段目は、1周で96目になります。
②16段目の最後で、最初の目に引き抜き編みをしたら、17段目の編みはじめは、引き抜き編みを12目します。
そこからくさり1目で立ち上がり、こま編みを1目編みます。
次の目からは、すじ編み(前段の目の向こう側1本だけを拾う)をします。
そして、17段目最後の目は、こま編みで編みます。
つづけてくさり40目を編んだら、17段目最初のこま編みの目に引き抜き編みをします。
③18段目の編みはじめは、立ち上がりのくさりを編まずにこま編みを編みます。
こま編みで1周し、持ち手のくさりは、向こう側1本と裏山を拾って編みます。
くさりを拾い終わったら、18段目最初のこま編みの目に引き抜き編みをします。
1枚目のモチーフはここで糸を切ります。
④2枚目のモチーフも③の工程まで同様に編みますが、糸は切らず、2枚目のモチーフの目を拾って引き抜き編みを5目編みます。
次から、モチーフ2枚を中表に重ねて、2枚分の目を拾って引き抜きはぎをしていきます。
編み図に示した目まで引き抜き編みをしたら、糸を切ります。
サイズアレンジするには?
サイズをもっと大きくする場合、丸モチーフで増目する段数を増やしてみてください。
このモチーフは「細編みの円の法則と六角形」で説明している円の法則性で増目をしていますので、これをもとにすれば、スムーズに増目をつづけていただくことができます。
バッグ口の開き加減は、モチーフの引き抜きはぎをどこからどこまでするかによって調整できますので、アレンジしたサイズに合わせて調整してみてください。
持ち手もくさりの目数で簡単に変えられますので、そちらもお好みでアレンジしてみてくださいね。
モチーフの増目を終えたあとにつづけて編む、バッグ口の引き抜き編みの目数を調整することで、持ち手の位置も変えることができます。