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こんなかぎ針編み作品です
極太の余り糸で編む、かぎ針編みのミニポーチです。
同じモチーフを3枚編んで仕立てるイメージで、シンプルなつくりになっています。
リボン風の飾りをつけて、金メダルみたいなボタンをつけて、エンブレムのようにしてみました。
お菓子を入れたり、宝物を入れたりと、使い方次第でポーチの中に小さな世界が広がりそう?!
男の子も女の子も使えるポーチ、そしてママのポーチとしてもいかがでしょうか。
脇にひもをつけたら、ミニミニポシェットのようにも使えます。
モデルのうちの子はだいぶ大きいですが、もうちょっと小さいお子さんに似合いそうなサイズ感ですね。
大人用なら、アクセサリーポーチや小銭入れにもなりそうですよ。
夏糸でも冬糸でも楽しめるアイテムですが、今回はウール糸を使ってみました。
本体が極太毛糸、飾りリボンが中細毛糸なので、余り糸との兼ね合いで糸選びしていただいてもよいかと思います。
短時間で編めるので、お手軽なプチギフトとしても活用してみてください!
使用糸とかぎ針の号数
極太毛糸・・・20~30g
中細毛糸・・・各色1g程度
ボタン・・・1個
7~8号かぎ針
できあがりサイズ
グレー・・・縦 10cm × 横 11cm
ピンク・・・縦 8.5cm × 横 9cm
編み図
作り方
作り方説明とあわせて編み図もご確認ください。
①モチーフは、A→B→Cの順に編みます。
輪の作り目で編みはじめ、毎段増し目しながら3段目まで編みます。
Aは、3段目まで編んだら糸を切ります。
②Bは、3段目まで編んだら、そのままつづけて4段目(ふち)を編みます。4段目で編む長編みは、前段の目の向こう側1本だけをすくってすじ編みをします。
前段のくさりの箇所でも向こう側1本をすくって長編みします。
4段目を編み終えたら、その糸でつづけて、モチーフAと引き抜きはぎをしていきます(はぎ合わせ方は下の画像付き解説で詳しく説明します)。
この引き抜きはぎでは、モチーフAを手前に見ながら編み、モチーフAとモチーフBそれぞれの向こう側1本のみをすくって(継ぎ目の内側にくる2本を同時にすくう)、半目の引き抜きはぎをします。
これで、モチーフAとBがつながり、袋状になりました。
引き抜きはぎが終わったらBの糸を切ります。
④次にモチーフCを編みます。こちらも3段目まで編んだら、そのままつづけて4段目(ふち)を編みます。
ここでも③と同様に、前段の向こう側1本をすくってすじ編みをします。
4段目を編み終えたら、その糸でつづけて、モチーフBと引き抜きはぎをします (こちらも、はぎ合わせ方は下の画像付き解説で詳しく説明します)。
ここではモチーフBを手前に見ながら、②と同様に継ぎ目の内側にくるBとCの1本ずつをすくって半目の引き抜きはぎをします。
引き抜きはぎが終わったらCの糸を切ります。
⑤ボタン付け位置にボタンをつけます。
⑥リボン飾りは、白色の中細毛糸で、くさりの作り目をして編みはじめます。
サンプルはくさり17目で作り目していますが、作り目の数は何目でもOKです。
作り目の途中でポーチに当ててみて、ほどよい長さになる作り目の数にしてください。
1~3段目は、毎段片側で増し目し、4~6段目は毎段片側で減目します。
2段目最後のこま編みを完成させる際に、グリーンの糸に変えて引き抜きます。
3~4段目はグリーンの糸で編みます。
4段目最後の目を完成させる際に、編み地の裏側で白色の糸を渡して、白色の糸に変えて引き抜きます。
グリーンの糸は切ります。
6段目まで編んだら白色の糸を切ります。
⑦リボンをポーチのふたに縫いつけたら完成です。
私はミシン糸を使って手縫いで縫いつけました。
画像つき解説
3枚のモチーフをはぎ合せるところをご説明します。
①AとBをそれぞれ編み終わったところです。
Bの糸は切らず、この糸でAとBをはぎ合せていきます。
②Aを表に見ながら編むので、このように重ねます。AとBは外表になっています。
③糸を持ち、まず針をAのくさり(向こう側1本をすくう)に入れます。
④つづけてBの半目(はぎ合わせ部分の内側にくる1本)に針を入れます。
このように針を入れて、半目の引き抜きはぎをします。
⑤AとBの最初の1辺をはぎ合せるとこのようになります。
⑥2辺をはぎ合せ、袋状になりました。
ここまではぎ合せたら、Bの糸を切ります。
⑦Cの糸も切らず、この糸でつづけて引き抜きはぎをしていきます。
⑧A+Bのモチーフを手前に見ながら(表に見えているのはB)編むので、モチーフをこのように重ねます。
⑨A+Bがこのように手前に見えている状態から、Bのくさりに(向こう側1本をすくって)針を入れます。
⑩そのままつづけてCの半目にも針を入れます。
このように、重なりの内側にくる2本をすくって半目の引き抜きはぎをしていきます。
⑪BとCをはぎ合せるとこのようになります。
ここでCの糸を切ります。