ここでは、かぎ針編みのファッション小物やアクセサリーなど、身につけるものの無料編み図をご紹介しています。毎段変化する模様を見るのも楽しいショールや、ラフィア風ヤーンで編む定番の帽子…シンプルで、ファッションに取り入れやすいアイテムは、編みながら使うシーンを思い浮かべてしまいます。短時間で編める作品もありますので、ぜひご覧ください。
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手づくり作品は、自分で編んだものでも、いただきものでも、“どんどん使いたい”、“もったいなくて使えない”、そのどちらの気持ちもありますよね。
私はけっこう、もったいなくて使えないケースが多く、いただきものなどは特にそうです。
使ってもらえたらうれしい、ですよね…と、理屈では重々分かっているのですが、意思とは別のところで、これ作るのにかなり手間かかっているよね、とか、これ編むのにどれだけ時間がかかったんだろう、とか、気づくと想像してしまっているのです。
自分で“どんどん使いたい”ものを編むときは、これは使ってダメになってもよしとする、と最初から決めています。
手早く編めた小物や、編んだら使う!と決意してから編んだものは、ほぼ大丈夫です。
ただ、私は同じものを何個も編むのが苦手なので(仕事など明確な目的があるときは、いくつでも苦なく編めるんですよ)、大作になると、これをもう一度編むことはないだろうと思って、つい大事に保管してしまうこともあります。
1冊目の著書で表紙になっている、アラン模様のブランケット。
あれは非常に大作で、もう編めない!と思ったものです。
過去形にしてしまいましたが、今も使わず保管中です・笑。
最初は、こんなに時間のかかる大作を編んでくださる方いらっしゃるのだろうか、と思っていましたが、実際は、一番編んでいただいている作品かもしれません。
本当にうれしい限りです。
話は戻りますが、人からのいただきものとなると、自分で作り直すことさえできない!
やっぱり、ずっと大切にしたくて、“もったいなくて使えない”のです。
大切にしまってある、夫のおばあちゃんが編んだきれいなショールを見ると、おばあちゃんとの思い出がよみがえります。
母が孫(うちの子)に編んでくれたベビー服も、国宝をお披露目するみたいに記念写真のときに着せて、あとは大切にしまってあります。
それぞれに、手間と時間がかかっているのですよ。
これは、ものが好きでコレクション癖がある性質が影響しているのかもしれません。
活用させてもらうものももちろんあるのですが、思い出の品などは別枠になりがち。
手づくりの品というのは、この別枠に入りやすいのかもしれません。
眺めてうれしくて、持っているだけで満足できてしまうのです。
使ってほしかった贈り主さんには本当に申し訳ないのですが…。
使う派ととっておく派、世の中はどちらが多いのでしょう。