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こんなかぎ針編み作品です
無料編み図のレパートリーになかった、オーソドックスなかぎ針編みのネットバッグを編んでみました。
ネットバッグはインテリアとして年中使えて、夏になるとお出かけにも持っていきたくなります。
底が少しへこんでいて、ギャザーが寄った感じになっているのがポイント。
リンゴの底にちょっと似ているので、こんなネーミングにしました。
こちらはちょっと小ぶりなサイズ感。最低限の貴重品などを入れるのに良さそうな大きさにしてみました。
そして、今回のバッグは、底をどこまでも大きく編めるような編み方にしてあります!
持ち手の付け方の要領さえつかんでいただければ、サイズアレンも可能ですよ。
アレンジのしかたは、ページの最後に記載しましたので、ご参考になさってください。
中に糸玉を入れて腕に掛けたら、立ったまま編み物するときに使うバッグ(海外の編み物シーンでたまに見かけますね)のようにも活用できそうです。
みなさんは何に使いますか?
使用糸とかぎ針の号数
ハマナカ 亜麻糸リネン col.110(赤)・・・50g
色違いサンプルは、col.109(ネイビー)
5号かぎ針
できあがりサイズ
縦 32cm(持ち手含む) × 横 19cm
編み図
リンゴ底のネットバッグ 編み図(PDF) page1(バッグ底)
リンゴ底のネットバッグ 編み図(PDF) page2(側面と持ち手)
作り方
作り方説明とあわせて編み図もご確認ください。
①バッグ底の中心から、輪の作り目で編みはじめます。
編み図は、見やすいように1段おきに色の濃淡を変えています。
2~6段目は、毎段4か所で増し目をしながら編みます。
6段目のネットの数が1周で24個あるかどうか確認してください。
②7~22段目(バッグ側面)は目数の増減なく編みます。
立ち上がり位置がずれないように、1段おきに立ち上がりと編み終わりの編み方を変えています。
③側面を22段目まで編んだら、次は、持ち手の根元の部分を4セクションに分けて、往復編みで編みます。
編み図のA→B→C→Dの順に編みます。
[A]
Aだけは、側面を編んでいた糸でつづけて編みます。
A1段目は、編み地の裏を見ながら編みます。A5段目まで編んだら糸を切ります。
[B]
Bは糸をつけて編みはじめます。
B1段目も同様に裏を見ながら編みます。
Aと同じ要領でB5段目まで編んだら、つづけてくさり40目を編みます。
そして、Aで最後に編んだネット部分のくさりを束にすくってこま編みをし、糸を切ります。
これで、持ち手のベースとなるくさりがBからAにつながりました。
[C]
Cも糸をつけて編みはじめます。
Aと同様に、C5段目まで編んだら糸を切ります。
[D]
Dも糸をつけて編みはじめます。
D5段目まで編んだら、Bと同様にくさりを40目編み、Cの最後のネットにこま編みを編んでつなぎます。
糸は切らず、そのままつづけて外周のふち編みをします。
ふち編みは、ネットのエリア一つひとつにこま編み3目ずつ、という要領で編みました。
両脇のVの字にへこんだ部分は、左右のネットを束にすくってこま編み2目一度をします。
持ち手のくさり40目は、くさりの向こう側1本と裏山を拾って編みます。
外周を1周したら、最初の目に引き抜いて、Dの糸を切ります。
④持ち手の内側のVの字の部分は、2か所それぞれ、糸をつけてふち編みをします。
ここでも、Vの字の一番下のへこみのところは、こま編み2目一度をします。
サイズアレンジするには?
サイズをアレンジする場合、1周のネットの数が4の偶数倍になっていれば、そのまま編み図を応用できます。
といっても、難しく考えなくて大丈夫です。
底で増し目する段を、偶数段で編み終わるようにすれば、1周のネットの数は4の偶数倍になりますよ!
今回のバッグ側面は、底の増し目を6段目(偶数段)までしました。
1周のネットの数は24個。
なので、持ち手の根元の各セクションは、それぞれネット6個(この数が偶数になるようにしてくださいね)ずつに分割されます。
そこに、A~Dを編んでいきます。
持ち手の長さはくさりの目数で調整してください。
ふち編みは、各ネットにこま編み3目ずつの要領で編んでいただけばよいかなと思います(3目ずつでしっくりこない場合は、各辺の目数がだいたい同じになるように調整してください)。
みなさんの作品
まろたんさんの「リンゴ底のネットバッグ」
肩にかけて使いたいと思い、大きくアレンジさせていただきました。縦(持ち手含む)54cm、横32cmです。
ごしょう産業さんのもじゃもじゃコットン、4.5玉、8号針で編みました。ネットバッグは鎖を編むだけでどんどん大きくなるので面白いですね。楽しい時間でした。いつも素敵なレシピをありがとうございます。